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固形の洗顔石鹸は乾燥するから良くない→大ウソだった!おすすめの洗顔石鹸
みなさんは普段どんな洗顔料を使っていますか?
各メーカーからいろんな洗顔料が出ていますが、実は今、乾燥や大人ニキビで悩む人の間で固形の洗顔石鹸が優秀だと話題になっているんです!
固形石鹸で顔を洗ったら余計に乾燥してガビガビになってしまうのでは!?と心配になった方もいるかもしれません。
ですが、固形の洗顔石鹸を使い始めてから筆者にも驚きの変化があったんです!
今回は筆者の体験から固形石鹸がオススメできる理由を解説していきたいと思います!
乾燥肌を固形の洗顔石鹸で洗った結果
これまで固形石鹸は衣類の汚れ落としくらいしか使う機会がありませんでした。
安くて洗浄力が強くて肌荒れしそう。
これが最初のイメージです。
なので、洗顔石鹸と書かれていても顔に使うのは抵抗がありました。
しかし、使ってみてビックリ!
今では「固形石鹸ほど洗顔に向いているものはないのでは?」と思っています。
固形の洗顔石鹸に変えてからこんなにうれしい変化がありました。
- 季節の変わり目でも冬でもツヤツヤの弾力肌になった
- ニキビができてもすぐに治るようになった
- 毛穴汚れが激減し、週2回のケアが2週間に1回になった
今は固形の洗顔石鹸でトラブル知らずの肌になりましたが、わたしも昔は乾燥肌で洗顔ジプシーを続けていました。
当時のことを少し振り返ってみましょう。
肌が乾燥していた原因は?
わたしは20代の後半に突入してから突然肌が乾燥するようになりました。
それまではドラッグストアで売っている顔専用の洗顔フォームを使っていたのですが、ある日を境に全く合わなくなってしまい・・・。
原因が分かるまでの数年間、洗顔ジプシーをするハメになってしまったのでした。泣
しっとり洗顔の落とし穴!洗い過ぎは乾燥肌を加速させるだけ!
もともと美容グッズが好きだったこともあり、とにかく【しっとり】と名のつく洗顔料やスキンケア用品は様々なものを使いました。
肌に優しいしっとりタイプの洗顔フォーム・しっとりタイプの化粧水・美容液でこれでもかと保湿!
なるべく保湿化粧品を使う機会を増やそうと、朝も洗顔〜保湿のケアは徹底していました!
ですが、お風呂上がりはお肌のしっとり感は持続するものの、昼間に鏡を見ると口の周りが乾燥して白く粉が吹いている状態!!
乾燥しすぎてほうれい線も目立ち始める始末。
本当にショックでした・・・!
一時的に乾燥が和らいでも肌質が変わるまでには至らず、もう年齢には逆らえないのかな・・・と半ば諦めていました。
おまけに小鼻の角栓や毛穴汚れも目立ち始め、このころはとにかく必死で洗顔していました。
でも今思えばこの「化学物質でケアのしすぎ」こそが乾燥の原因だったんです。
しっとりタイプとはいえ、自分に合っていない化学物質で洗いすぎた結果、常に肌は砂漠状態でした。
肌の再生力が皆無!
思い返すとこの頃は肌の再生力がほとんど無かったように思います。
肌の再生力はみずみずしいお肌に欠かせない要素です。
人間の皮膚は正常な時には28日周期で入れ替わっていきます。
しかし、肌表面の角質が乾燥して毛羽立ってくると、肌深部の水分がどんどん蒸発してしまいます。
そうなるとお肌の乾燥は一気に加速!
乾燥してゴワゴワになった皮膚はどんどん再生周期、すなわち「ターンオーバー」が遅れていきます。
ターンオーバーが遅れるとみずみずしい新しい細胞が作られなくなっていきます。
古い角質が溜まっている状態なので、毛穴汚れもどんどんできます!
まさに悪循環ですね!
では、なぜ肌の再生力が落ちていたのでしょうか・・・
その原因は、【洗顔フォーム】にありました。
この【洗顔フォーム】を【固形の洗顔石鹸】に変えるだけで、乾燥肌の負のループから抜け出せたんです!
固形の洗顔石鹸が乾燥肌にオススメな理由
固形石鹸が洗顔向いているのにはこんな理由があります。
石鹸は肌を活性化させる弱アルカリ性
洗顔石鹸はほとんどが【弱アルカリ性】の性質をもっています。
人の肌は【弱酸性】なので、弱酸性の石鹸のほうが肌に優しいのでは?と思うかもしれません。
私も実際そう思っていたので、乾燥肌で苦しんでいた時は弱酸性のしっとりタイプの洗顔フォームをずっと使っていました。
しかし、後から調べてわかったのは、弱酸性の肌の皮脂汚れを落とせるのは弱アルカリ性の泡だけだということです。
それに加え、弱アルカリ性の泡で洗った肌は一時的にアルカリ性に振れて、その後自力で弱酸性に戻っていきます。
この弱アルカリ性に戻る瞬間に、バリア機能が活発になって健やかな肌が作られるのです。
つまり、弱酸性の洗顔フォームでガンガン洗っている間は、皮脂汚れが落ちきらないまま水分だけどんどん失われていたという状態。
弱酸性の洗顔フォームは低刺激というメリットがありますが、私にとってはデメリットの方が大きかったようです。
合成界面活性剤を使っていない
洗顔フォームや泡で出てくるタイプの洗顔料には総じて人工的に作られた【合成界面活性剤】が使われています。
合成界面活性剤は石鹸を泡の状態やクリーム状など、様々な形に変えることができます。
また、安価で安定した石鹸を作れるので大量生産に向いています。
ですが、この合成界面活性剤にはデメリットが。
水に溶けにくいため、肌に成分が残ってしまうのです。
私がしっとりしていると感じていたのはすすぎが甘いせいで肌に残ってしまった洗浄成分だったんです!
肌に残った洗浄成分は肌の表面を守る角質層を傷めて、バリア機能を徐々に低下させます。
では固形の石鹸は何が違うのでしょうか?
固形石鹸は天然の洗浄成分
石鹸がこの世に生まれたのはなんと紀元前3000年前頃。
動物の肉を焼いていた時に偶然灰の中に脂が落ちて固まったものが石鹸の原型だと言われています。
この天然成分でできた石鹸は【界面活性剤】と言い、現代に至るまで使われていることからもわかるように、安全性が非常に高い物質です。
界面活性剤である石鹸の特徴にはこのようなものがあります。
- 油汚れと混ざり合って綺麗に落とせる
- 水に溶けやすい
- 流した後は成分が残らない
- 肌と反対の弱アルカリ性(人の肌は弱酸性)
つまり、同じような洗浄成分でも、固形の石鹸はデリケートな顔に使うには最適なのです!
固形石鹸は天然の保湿成分や美容成分たっぷり
固形の石鹸は様々な作り方がありますが、一番オススメなのは【枠練り】の石鹸です。
この枠練り石鹸の中には天然の保湿成分や美容成分がたっぷり含まれています。
石鹸の作り方はざっくり分類すると【機械練り】と【枠練り】に分けられます。
機械練り
機械練りの石鹸は安価な大量生産の石鹸で使われることが多い製法です。
すべての工程が機械で行われるため、均一な形の石鹸を大量に作れるというメリットがあります。
純石鹸という、石鹸のベースになる石鹸素地が大部分を占める石鹸であれば、余計な添加物が入っていないので刺激も感じにくいです。
ただし、98%以上が洗浄成分のため洗浄力は比較的強く、乾燥が原因の敏感肌の人には少し刺激が強いかもしれません。
機械練り石鹸についての詳しい解説はこちら!
【機械練り石鹸とは?枠練り石鹸との違いや特徴を解説!】
枠練り
職人の手で石鹸の原料をかき混ぜ、枠に流し込んで長期間乾燥させて切り分けるという大変手間のかかる製法です。
ほとんどの工程を人の手で行うため、時間とコストがかかります。
ですが枠練りの石鹸は製造過程で天然の保湿成分が生まれるので、洗顔時に必要な水分を洗い流さずに守ってくれます。
更に職人のさじ加減で洗浄成分以外の美容成分も豊富に配合することができるので、個性のある石鹸を作ることが出来ます。
枠練り石鹸についての詳しい解説はこちら!
【枠練り石鹸とは?普通の石鹸との違いや美容効果を徹底解説!】
コスパも最高
洗顔石鹸の値段は100〜10,000円超までピンキリです。
枠練りの石鹸はだいたい500円〜のものが多いです。
洗顔フォームに比べると割高なものも多いですが、枠練りの石鹸は溶けにくいというメリットがあります!
泡立てネットを使えば数回転がすだけで驚くほどたくさんの泡ができます。
だいたい夜だけの洗顔であれば2ヶ月は持ちます。
洗顔を変えるだけで乾燥肌から開放されて健康なうるつや肌が手に入るなら、こんなにコスパが良い美容法はないですよね!笑
オススメの洗顔石鹸
ではここで私が実際に使って本当に効果があった洗顔石鹸を紹介します。
洗顔石鹸は乾燥肌の特効薬ではないので、どれも2〜3ヶ月ほどじっくり試してみてくださいね。
【コスパ最高】松山油脂 肌をうるおす保湿洗顔石けん
値段 | 最安値 ¥972~ |
内容量 | 90g |
美容成分 | 大豆由来成分 |
特徴 | 角質層を整えてお肌のうるおいをキープ! |
おすすめポイント
敏感肌でも使える無添加石鹸がコンビニでもお手頃価格で手に入れられます。
全然減らないので洗顔だけなら2〜3ヶ月持ちます。
キュッキュッとした洗い上がりですが不思議とつっぱりません。
体験レビューや口コミはこちら↓
肌をうるおす保湿洗顔石けんの保湿効果は?|口コミ・評判
【健康美肌】ガミラ シークレットソープ
値段 | 最安値 ¥1,490 |
内容量 | 115g |
美容成分 | オリーブオイル、各種ハーブ |
強み | ハーブの力が凝縮された美容液のような石鹸 |
おすすめポイント
ハーブの香りに癒やされるイスラエル産の手作り石鹸です。
泡立てずに石鹸を滑らすと粘りが出てきて、ハーブの成分が乾燥したお肌に働きかけてくれます。
使い始めは乾燥しますが、2ヶ月ほど経つと肌の内側からふっくらハリがでてきます。
【しっとり潤い肌】ハニーサンゴ石鹸
値段 | 最安値 ¥2,889~ |
内容量 | 80g |
美容成分 | オレンジオイル、サンゴパウダー、ハチミツ、はちの子エキス |
強み | 洗顔だけで乾燥・年齢肌から卒業!もちもちの素肌へ |
おすすめポイント
ハチミツの高い保湿効果で使ったその日に洗い上がりがしっとりするのが感じられます。
栄養たっぷりのハチノコエキスも入っているので、使っていくうちに乾燥肌がいつの間にか改善されていたイメージです。
サンゴの吸着力で毛穴汚れや古い角質の洗浄にも効果的なのが嬉しいところ!
体験レビューや口コミはこちら↓
ハニーサンゴ石鹸はどんな効果があるの?口コミを調査!
【低刺激】ココラルム マイルドソープ
値段 | 最安値 ¥1,536~ |
内容量 | 85g |
美容成分 | ヒアルロン酸Na |
強み | 刺激の少ないバージンココナッツオイルたっぷりでしっとり洗顔 |
おすすめポイント
母乳と同じ成分のラウリン酸を豊富に含むバージンココナッツオイルがたっぷり使用されています。
刺激を感じること無く、もこもこの濃密泡で気持ちよく洗顔できます。
洗い上がりはつっぱらず、使用していくうちに皮脂と水分の分泌量のバランスが整っていきました。
体験レビューや口コミはこちら↓
VCOマイルドソープの効果は信用できない?成分を徹底解説!
洗顔後のおすすめスキンケア方法
固形の洗顔石鹸のメリットをお伝えしてきましたが、洗顔石鹸を使えば必ず乾燥肌が改善するわけではありません。
洗顔石鹸の役割はあくまでも「汚れをおとすこと」です。
石鹸での洗顔後は肌表面の皮脂や角質がキレイに落ちきった状態です。
お風呂上がりはスピーディな保湿が重要になってきます。
乾燥肌さんは
2.クリームタイプで保湿する
3.オイル美容液で水分に蓋をする
この順番でお風呂上がりのケアをすると非常に効果的です。
まとめ
固形の石鹸を洗顔に使うとメリットがたくさんあります。
乾燥肌でお悩みの皆さん、保湿にばかり目を向けず、自分の肌の再生力を上げることにも注力してみませんか?
おすすめの洗顔石鹸はどれも口コミでも評価が高いものばかりです。
ぜひ参考にしてみてくださいね!